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栄養コラム

カリフラワー

No.147

2016年3月1日

管理栄養士 田原 佳奈

最近、ニューヨークで話題となっているカリフラワー。最近の日本ではあまり馴染みがなくなってしまいましたが、海外では定番の野菜です。また食べ方も「茹でる」だけでなく、生でも食べることができるので、いろんな料理に活用できます。是非食卓に取り入れてみましょう。

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カリフラワーとは

1カリフラワーはブロッコリーの突然変異からできた西洋野菜で、旬は寒い時期の11~3月です。花蕾と言われる部分を食べることから「花野菜」と呼ばれています。明治初期に日本へ伝わり、観賞用から食用になったと言われ、洋食文化の広まりとともに日本の食卓に浸透し、昭和中期頃では定番の野菜としてよく食べられていました。もともとは「白い西洋野菜」として流行ったカリフラワーですが、今ではオレンジ色や紫色などのカラフルなカリフラワーや、
ロマネスコと呼ばれる花蕾が少しとがった変わった形をした種類も出ています。


カリフラワーの人気の理由

ニューヨークのマンハッタンにあるレストランでは、カリフラワーをグリルしたメニューが人気となっており、日本でもカリフラワーライスがテレビで取り上げられるなど話題となっています。
カリフラワーが見直されている理由には、低カロリーで白く淡泊な味わいであることから、高カロリー食品の代用やアレンジがしやすいこと、また調理や切り方の工夫で様々な料理に活用しやすいことなどがあります。どんな料理にも使えるため、ダイエットだけでなく、
ベジタリアンやグルテンフリーを目指す方にも愛用されています。

●人気のカリフラワーメニュー
・ライス、パンなどの穀類
カリフラワーは淡白ながらも適度に糖質を含むので、ライスやパンなどの主食代わりとして好まれています。 白色を生かして細かく刻むとライスのようになり、カレーやピラフなどに使えます。また小麦粉の代わりとして平らな
ピザ生地のようなパンを手軽に作ることもできます。

・ソテー、グリル
カリフラワーを株ごと大きく切り分け、ピカタやステーキなどの肉料理のようにソテーやグリルをすると、茹でたときのようなやわらかい食感ではなく、歯ごたえがしっかり残る食べ応えのある一品になり、またボリューム感も出るのでナイフ・フォークで頂く立派なメインディッシュになります。

・フライ
唐揚げやフリッターなど、味や衣をつけてカリッと揚げると、淡白な味わいではないカリフラワーを楽しめます。 ご飯やお酒のおつまみによく合います。

・生のまま
生のまま食べられるので、小房に切り分けてお好みのドレッシングやカレー粉などと、和えるだけで簡単に美味しい1品となります。こりっとした食感が楽しめます。


カリフラワーの栄養的特長

●低カロリー
カリフラワーは100g当たり27kcalと低カロリーです。ご飯の代わりにすると食事の満足感はそのままに、ぐっと低カロリーにすることができます。お茶碗1杯(150g)のご飯と比べるとカロリーは1/5以下にもなります。

【お茶わん1杯分(150g)】

 エネルギー(kcal)
カリフラワー41
ご飯252

         (食品標準成分表2015年版)

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またご飯以外でもマカロニの代わりのグラタンや、じゃがいもの代わりのマッシュポテトなどで利用すると、高カロリーになりがちなメニューのカロリーを抑えることができます。カロリーを抑えたいときなどに上手に活用してみましょう。


●食物繊維
カリフラワーには食物繊維が多く含まれており、なかでも不溶性の食物繊維が多いので、水分を吸って満腹感を高めたり、便秘解消や老廃物の排泄を促すことで腸内環境を整えます。前述のご飯やマカロニ、じゃがいも代わりに利用すると低カロリーになるだけでなく、食物繊維もかなり多くとれることになり、一石二鳥の嬉しさです。

【食品100g中】

 食物繊維(g)
カリフラワー3.2
ご飯0.3
マカロニ1.7
じゃがいも1.3

          (食品標準成分表2015年版)

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●ビタミンC
ビタミンCが多くとれる野菜の一つで、さらにカリフラワーのビタミンCは茹でても損失しにくいと言われています。ビタミンCは抗酸化作用があり、しみ・そばかすを防いだり、乾燥などでストレスがかかるお肌の改善に役立ったり、免疫を高めるので風邪予防にも効果的です。ビタミンCを多く含むみかんと比べても、倍以上のビタミンCが含まれており、小鉢1皿分(60g)で1食で必要な量が補えます。

【1食分】

 ビタミンC(mg)
カリフラワー 生 小鉢1皿(60g)49
みかん 1個22
ビタミンC 1食目標量33

                   (食品標準成分表2015年版)

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おすすめレシピ

低カロリーのカリフラワーライスを使い、1食で600kcal以上になるカレーが、約半分のカロリーに抑えられるカレーレシピをご紹介します。カリフラワーが苦手な方でもカレーに合わせると食べやすく、ご飯より重くならないので夜食などにもおすすめです。

【材料】(2人前)6
・カリフラワー・・・1/2株
・牛豚合挽肉・・・80g
・玉ねぎ・・・1/2個
・人参・・・1/3本
・じゃがいも・・・1個
・ニンニク・・・1片
・しょうが・・・1/2かけ(10g)
・トマト缶詰(カット)・・・100g
・油・・・大さじ1
・カレー粉・・・大さじ1
・塩・・・小さじ1/4
・ウスターソース・・・小さじ2
・パセリ・・・お好みで

【作り方】
<カリフラワーライス>
1.カリフラワーをみじん切りにします。(フードプロセッサーでも可)
2.食べるときに電子レンジで2~3分加熱します。

<カレーソース>
1.玉ねぎ、人参、ニンニク、しょうがはみじん切り、じゃがいもは5mm角に切ります。
2.フライパンに油をしき、玉ねぎをあめ色になるまで炒めます。
3.じゃがいも、人参、ニンニク、しょうがを加え、炒めながら混ぜ合わせます。
4.挽肉を加え、色が変わったら、塩、カレー粉、ウスターソース、トマト缶詰を入れて煮詰め
     ます。
5.汁けがなくなったら出来上がりです。

カリフラワーライスをお皿に盛り、カレーソースをかけてお召し上がりください。
パセリがあれば刻んでトッピングにちらすと彩りがよくなります。

※じゃがいも以外でもミックスビーンズやコーンなどに変えても美味しくいただけます。