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栄養コラム

特定保健用食品1 おなかの調子を整える食品

No.33

2006年4月12日

国立健康・栄養研究所認定 栄養情報担当者 管理栄養士 杉田 恭子

特定保健用食品については2005年の5月号にて、概要をご紹介致しましたが、今月からそれぞれについてより詳しくご紹介したいと思います。まず第1回目は「おなかの調子を整える食品」についてです。
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おなかの調子を整える食品とは?

一言で言えば、「快便」を促す食品です。benpi
おなかの中での「便」の滞留時間が長いと、有害菌(悪玉菌)が増殖し、腸内環境が悪化してしまいます。腸内環境の悪化は、様々な疾患の要因となってしまいます。
おなかの中の環境を整え、健康な状態の便が毎日規則正しく排泄される(快便)ように調整するのがこの食品の特長です。
現在、厚生労働大臣から「おなかの調子を整える」という表示を許可され市場に出ている食品群は『オリゴ糖類を含む食品』、『乳酸菌類を含む食品』、『食物繊維類を含む食品』、『その他の成分を含む食品』、『複数の成分を含む食品』等があります。一言で言えば、「快便」を促す食品です。
おなかの中での「便」の滞留時間が長いと、有害菌(悪玉菌)が増殖し、腸内環境が悪化してしまいます。腸内環境の悪化は、様々な疾患の要因となってしまいます。
おなかの中の環境を整え、健康な状態の便が毎日規則正しく排泄される(快便)ように調整するのがこの食品の特長です。
現在、厚生労働大臣から「おなかの調子を整える」という表示を許可され市場に出ている食品群は『オリゴ糖類を含む食品』、『乳酸菌類を含む食品』、『食物繊維類を含む食品』、『その他の成分を含む食品』、『複数の成分を含む食品』等があります。


①オリゴ糖類を含む食品

腸内には、悪玉菌と善玉菌がいますが、善玉菌の代表が「ビフィズス菌」です。
origotouリゴ糖はビフィズス菌のエサとなり、活力を与えることで、ビフィズス菌を増やすために効果的に働きます。ビフィズス菌は口から取り入れたとしても胃酸で死んでしまうものが大多数で、生きたまま腸に到達できるのはわずかです。ですので、腸にいるビフィズス菌に活力を与えて、腸にいるビフィズス菌を増やすことが効果的といえます。
また、オリゴ糖の中でも難消化性のオリゴ糖は、消化・吸収されずに大腸まで到達するため、血糖値を上げず、インスリンも分泌にも影響を与えないという研究結果も出
てきています。

○利用されている成分
・キシロオリゴ糖 ・フラクトオリゴ糖 ・大豆オリゴ糖 ・イソマルトオリゴ糖 ・乳果オリゴ糖 ・ラクチュロース ・ガラクトオリゴ糖 ・ラフィノース


②乳酸菌類を含む食品

ビフィズス菌をはじめとする「乳酸菌」は、悪玉菌の増殖を抑えて腸内環境を改善する善玉菌の代表です。しかし、口から取り入れた場合、消化の過程で死んでしまうものがほとんどで、生きて腸まで到達するものはごく僅かです。最近では、生きたまま腸に到達ができる乳酸菌を配合した商品が増えています。乳nyuusan酸菌により腸内の環境を改善、便量を増やす、
排便を促進の効果があります。 

○利用されている成分
・ラクトバチルスGG株・ビフィドバクテリウム・ロンガムBB536
・Lactobacillus delbrueckii subsp.bulgaricus2038株とStreptococcus salivarius subsp.thermophilus1131株・ヤクルト菌(L.カゼイ・シロタ株)・B.ブルーベ・ヤクルト株
・Bifido bacterium lactis FK120・Bifido bacterium lactis LKM512
・L.アシドフィルスCK92株とL.ヘルベティカスCK60株・カゼイ菌(NY1301株)・L.カゼイ菌SBR1202株


③食物繊維類を含む食品

食物繊維は体内で水分を吸ってスポンジように膨らみ腸に到達し、便の材料となって
便量を増やし、腸を刺激して便がスムーズに排泄されるようにします。
その際、腸内の余分なコレステロール、糖質、ナトリウムなどを吸着し便と一緒に排泄してくれます。 fiver



○利用されている成分
・ポリデキストロース・サイリウム種皮由来の食物繊維・難消化性デキストリン
・グアーガム分解物・小麦ふすま・低分子化アルギン酸ナトリウム・ビール酵母由来の食物繊維
・寒天由来の食物繊維・小麦外皮由来の食物繊維・水溶性コーンファイバー


④その他の成分を含む食品

ビフィズス菌に活力を与えて増やす働きのある「プロピオン酸菌による乳清発酵物」を含む食品です。

○利用されている成分
・プロピオン酸菌による乳清発酵物


⑤複数の成分を含む食品

ガラクトオリゴ糖とポリデキストロース(食物繊維)の複数成分により、おなかの調子を整えて、お通じを良くする働きがある。

○利用されている成分
・ガラクトオリゴ糖・ポリデキストロース


注意点

●とり方
おなかの調子を整える食品は、摂取するタイミングより、どの位の量をどの位の期間継続して摂取できるかが重要となります。1回だけ大量に摂取したとしても、腸内環境を整える効果は期待できません。また、毎日とっていたとしても、適量以下であると効果が出ずらくなってしまいます。
商品に書かれている適量を、ある程度の期間、継続的に摂取して頂くことが重要です。

●オリゴ糖の適量
オリゴ糖を摂取した場合、商品に書かれている適量の範囲であっても、お腹がゆるくなることがあります。その場合は、お腹がゆるくならない位の量に量を減らし、1~2週間かけて、徐々に摂取量を増やしていきます。また、複数のオリゴ糖を組み合わせて摂取した場合、知らずに適量を越えてしまう場合もあるので注意が必要です。